プロフィールムービーを自作する方法とポイント

結婚式でプロフィールムービーを上映することに決めたけど、実際にどのように作っていったらよいのか分からないという方もとても多くおられます。何しろ結婚式という一生記憶に残る大舞台で上映する動画なので、そのクオリティにもこだわりたくなるものです。このページではいざプロフィールムービーを自作しようと思い立った時に選ぶことが出来る選択肢やおすすめの動画編集ソフト、自分たちで作る時に押さえておかないといけないポイントなどを抑えてご紹介しています。

プロフィールムービーを自作する方法にはどのようなものがある?

いざプロフィールムービーを自分たちで作ることに決めたとしても、実際にどのように作って行くのか、その手段の部分はとても悩む点です。プロフィールムービーの作り方にはいくつか種類がありますが、それらのメリットやデメリットを含めつつまとめてみました。

パソコンと動画編集ソフトで自作

王道中の王道の作り方です。パソコンに元々搭載されているiMovieやフリーで使えるムービーメーカーやAviUtlなどを活用して作成している方も多くおられますし、結婚式のムービーを作成するにあたって動画編集ソフトを改めて購入された方もたくさんおられます。

最終的にDVDに焼き付ける時にDVD書き込みに対応したドライブが必要となるので、DVDドライブの搭載されたパソコンかどうかも大切になります。Mac Book 等小さめのノートパソコンには元々DVDドライブが付いておらず、最後のDVD作成でドライブを何かしらの方法で用意する必要が生じるケースもあります。

スマホに比べてパソコンの方が性能が高く、バッテリーの心配も無いために高度な映像処理を行う事ができます。プロが作成するような表現を自作したいのであれば、パソコンで作る方がおすすめです。

  • パソコンの性能を存分に活かした高度な編集が可能
  • DVDドライブが搭載されていればDVD書き込みもできる
  • 高度なテンプレートも活用できるため初心者でもクオリティの高い作品を作りやすい
パソコンでおすすめのソフト
    1. Adobe Premiere Rush:
      スマホとパソコンどちらでも編集ができ、初心者でもとても編集がしやすいソフトです
    2. Adobe After Effects :
      主にプロ向けのソフトなので超高性能。ウェディング関連のテンプレートが豊富なので差し替えるだけでプロ並みの映像が簡単に作れます。

スマホとアプリで自作

スマホアプリでもスライドショーを作成する事ができるアプリがたくさんありますので、それらを活用してプロフィールムービーを自作してしまうという方も近年増えてきています。スマホの場合に考慮する点はDVD化をどうするのかという点と、パソコンと比較してスマホは性能が低い事が多いので高度な表現を作成するのには不向きであるという点かと思います。手軽に誰でも作る事ができるというメリットと折り合いがつくようならおすすめです。

  • パソコンと比較して性能は低いため高度な表現には不向き
  • DVDの作成で結局パソコンか第三者の力が必要になる

ウェブサービスや有料のサービスで作成

昨今は編集作業だけを自分たちでウェブ上やアプリ上で行い、完成した映像を出力したりDVDへ書き込む作業を業者に依頼するという「半分だけ自作」といったサービスも出てきています。意外と料金が高い点が難点かもしれませんが、DVDドライブの用意や出力形式や出力時の画面比率の設定等々、意外と細かな点に気をつけなければいけないことを考えると良い選択肢の1つと言えるでしょう。

  • 編集作業だけはウェブ上アプリ上で自分たちが担当
  • 出力とDVD作成は業者が担当
  • 1-2万円と意外と値段が高い場合が多い

プロフィールムービーの自作方法と抑えたいポイント

プロフィールムービーを作るための手段が決まったら、実際にプロフィールムービー本編の作成に入りましょう。パソコンやスマホ、Webサービスなど、どの方法で作る場合であっても役に立つ基本の知識です。

プロフィールムービーの基本構成

プロフィールムービーの基本的な構成は「タイトルや挨拶文>新郎>新婦>二人>最後に挨拶コメント」と各パート毎に区切ったスライドショーです。結婚式で上映されるムービーには様々な種類がありますが、プロフィールムービーとエンドロールだけはデザインや演出が変わっても基本形はほとんどどこの業者の映像でも変わりません。構成から全く新しいものを攻めてみてももちろん面白いですが、まずは長く愛されている基本形を抑えておきましょう。

  • タイトルや挨拶文>新郎>新婦>二人>最後に挨拶コメントが基本形

写真選び

新郎や新婦二人それぞれのパート毎に上映する写真を選ぶ必要があります。赤ちゃんの時から幼稚園、小学校、中学校や高校、大学と社会人生活から現在、等、人生の順番に沿って少しずつ写真を紹介して行くという方法がもっともオーソドックスです。しかし、プロフィールムービーの全体の長さが一般的に5-8分程度であることを考えると、実際に利用できる写真の枚数が15枚前後になるケースがほとんどですので、絶対見せたいという写真だけに絞って選ぶと良いでしょう。

  • 赤ちゃん>幼稚園>小学校>中学校>高校>大学>社会人生活>現在が最も利用されるパターン
  • 赤ちゃんと幼少期>一気に現在等、枚数が限られているのでポイントを絞った見せ方もGOOD

プロフィールムービーの基本的な長さ

プロフィールムービーの全体の長さは一般的には5-8分程度です。これらは結婚式の全体の時間が2時間から2時間30分程度であることが全国的な標準である事とも関係しています。結婚式の進行は本当に分単位で進行していきますが、その中で余興として1枠1枠に用意される時間が一般的に10分程度です。プロフィールムービーの上映も進行上余興と同じ類のものではあるので、同程度の時間が割り振られるのが一般的です。

もちろん15分とかの長編を上映することもできます。この場合には編集と脚本次第ではゲストが飽きてしまう可能性が高くなりますので、ゲストを飽きさせないクオリティの高い展開や映像が必要になります。

素人が作った大して面白くも無い映像をみれるのは5分が限界だ、とゲストに思われてしまわないように独りよがりで自己満足気味の自作プロフィールムービーにならないように気をつけましょう。

  • 5-8分が一般的
    結婚式全体がメインで、プロフィールムービーはあくまでも余興演出。全体とのバランスを考慮する
  • 10分超えの長編には飽きさせない展開と工夫が必要。自己満足で終わらないように気をつけましょう。

コメント選び

コメントの内容にルールはありません。ゲストに失礼に当たらないように配慮するかどうかも自分たちの自由です。ただ一つ抑えておきたいのは「メインはあくまでも写真である」とう点。コメントはメインの写真を装飾するものなので、わかりやすく簡潔であればあるほどゲストによく伝わります。

幼少期のコメント例
  • 新郎 〇〇 19〇〇年 〇月〇日 東京都千代田区に産まれる
  • 新郎〇〇の誕生 あまり泣かない静かな甘えん坊でした
  • 一番最初に覚えた言葉は おっぱい・・・苦笑
  • 特技は寝ること 今とあまり変わっていないみたいです
小学校から中学までのコメント例
  • 〇〇〇〇年〇月〇日 小学校入学
  • 小学校ではよくいたずらをして先生に怒られていました
  • 体育が大好き 運動神経は抜群でした
  • 家族で良くいったキャンプ 楽しい思い出です

音楽BGMの挿入

プロフィールムービーの編集を開始する前に先にBGMを決めておいても良いですし、後からBGMを決めることもできます。BGMファイル次第で映像が持つ雰囲気や伝わるメッセージも大きく変わってくるので、よく考えて決めましょう。

ここでは2020年初旬で実際プロフィールムービーの楽曲として使用許諾の申請が出ているリストの中から、人気の5つをピックアップしてみました。

1位:115万キロのフィルム / Official髭男dism

こちらは2019年に何回耳にしただろうか・・・というほど爆発的に人気が出たOfficial髭男dismの楽曲です。若者を中心に人気が多い曲ですが、メディアでもたくさん上映された楽曲なのでゲストの方の耳にも聞きなれたメロディとなっています。詩も二人の歩みを紹介するプロフィールムービーにとてもよく合うので人気の理由にも納得です。

2位:Million Films / コブクロ

結婚式では定番となりつつあるコブクロの楽曲「Million Films」です。「100万枚撮りのフィルムでも取り切れないほどの思い出」という詩は結婚式のプロフィールムービーには本当にピッタリです。世代を問わずおすすめの楽曲です。

3位:君とつくる未来 / ケツメイシ

ケツメイシの楽曲もプロフィールムービーではよく利用されます。この「君とつくる未来」はこれから二人で作っていくキラキラした未来を感じさせる楽曲です。前向きな表現でプロフィールムービーを爽やかに上映したい方にはお勧めです。

4位:にじいろ / 絢香

これから始まる二人の人生の幸せな物語を感じさせる絢香のにじいろです。 ポップなリズムでありながらも暖かで柔らかい歌声はプロフィールムービー全体を優しい雰囲気で包み込むことと間違いなしです。

5位:The Gift / Blue

プロフィールムービーだけではなく、入場や退場などの結婚式の進行においてもかなりの確率で使われている定番かつ人気の楽曲です。結婚式と言えば・・・という楽曲となりつつあるので、一度は必ず耳にした事があるはず。

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