Premiereとはどんなソフト?

Youtuberも含めて本格的に動画編集をスタートされる方の多くがAdobeのPremiereをメインの編集ソフトとして選ばれています。PremiereはAdobe社から提供されている動画編集分野の最高峰レベルのソフトです。業務レベルの需要に耐えられるだけの様々な映像フォーマットに対応しており、AfterEffectsなどの他のAdobeソフトウェアともレンダリングなしにデータをやり取りできる作業効率にもとても優れた編集ソフトです。ムービーメーカーやiMovieは初心者が少し動画編集をするのには向いていますが、本格的に高度な編集を取り入れ始める場合Premiereには全く歯が立ちません。このページではAdobe Premiereの概要についてご紹介しています。

Adobe Premiere とはどんなソフト?

AdobeのPremiereにはPremiereという名前で3つの種類の動画編集ソフトがリリースされています。それぞれに特徴があり出来ることに差があります。Premiere Pro、Premiere Elements、Premiere Rushの順番に難易度が下がっていき、Youtuberなどにも話題としてしばしば取り上げられる動画編集ソフトはPremiereProの事です。PremiereProが最も広範囲に利用されている人気のバージョンで業務レベルの編集から初心者レベルの編集まで幅広く利用されています。

対応フォーマットが業務レベルなのでARRI、REDR3D、AVCCAM、XDCAM HD 422、DPX、P2、DSLR、AVCHDなどの業務カメラや民生フォーマットとして利用される様々なデジタルフォーマットに対応しています。実質全てのフォーマットの動画を扱うことが出来るのがPremiereProです。

Premiere ElemetsやPremiere Rushは一般家庭レベルでの需要に耐えうる機能のみとなっており、Rushの方がさらに機能が少なくなっています。

Premiere Proの特徴

Premiere Proとは動画編集の業界おいて最高峰の編集ソフトとしてスタンダードなソフトです。PremiereProをYoutuberやプロの編集者利用する特徴がいくつかあります。

対応フォーマットがほぼ全て

既に前述していますが、ARRI、REDR3D、AVCCAM、XDCAM HD 422、DPX、P2、DSLR、AVCHDなどのあまり一般的には聞きなれないプロレベルの映像で利用されるフォーマットにPremiereProでは標準で対応しています。入力できる動画フォーマットがプロ基準であることに加えて、出力できる動画フォーマットもmp4やaviやmovといったメジャーどころ以外にもflashやflvといったウェブサイトで活用できるような形式までさまざま対応しています。

Youtubeにアップする動画フォーマット以外にも、ウェブコンテンツとしての利用やスマホに対応する縦型フォーマットでの動画出力なども全て可能なので、実質全てのフォーマットに対応している動画編集ソフトであるという点は大きな一つの特徴です。

編集環境がとても効率的

動画編集ソフトの中にはムービーメーカーやiMovieといった一般素人向けのソフトウェアもありますが、それらの初心者向けソフトからPremiereProに入ってきたユーザーは見た目の違いに少し戸惑われるかもしれません。しかしFinal Cut Proなどとも同様に業務レベルでも対応できる動画編集ソフトのレイアウトはむしろPremiereProが標準です。

5つのセクションに分かれているPremiereProのインターフェースは動画編集で必要な作業を効率よく進めていく事が出来るレイアウトとなっています。

PremiereProでは編集中にクリップ情報をしっかり確認することが出来るモニターオーバーレイ機能が搭載されており、様々な情報を参照しながら編集を行うことが出来ます。他にもマルチカメラ機能やサムネールからのプレビュー再生など動画編集を効率化するための機能が様々搭載されています。

Adobe製品と連携できる

PremiereProが提供しているAdobeの製品では他のAdobeソフトとの間でDynamic Link機能を利用してプロジェクトを書き出すことなくそのままやり取りすることが出来ます。通常異なる複数のソフトウェアの間で動画を連携させながら編集する場合、一度レンダリングした動画を利用する必要があります。しかしAdobeのこのDynamic Link ではレンダリングをせずに動画のやり取りが出来るため制作時間の大幅な削減を行うことが出来ます。

PremiereProでは出来ない高度な合成編集やモーショングラフィックス部分は一度AfterEffectsに移って編集する、もしくはAfterEffects用のテンプレートを活用するなどして作成してくる、その後PremiereProに戻ってすぐに続きから編集を再開するといったフローを持つことが出来ます。この点は他の動画編集ソフトが真似できない広範囲なソフトを取り扱っているAdobeならではの機能と言えるでしょう。

レンダリング時間に多大なる時間がかかる事がネックとなっていたプロジェクトでも、Dynamic Linkを活用することでより短い時間で制作を終えることが出来るようになりました。

初心者でも使える

ここまでの話だとPremiereProはあくまでもプロ向けのソフトという事でしり込みしてしまった初心者の方も多いかもしれません。しかしPremiereProは初心者かプロ化にかかわりなく動画編集でメインとして行うカット編集作業をとても効率的に行うことが出来るようになっています。単純なカット編集やテロップ追加などは、初心者向けのソフトでもプロ向けのソフトでもそこまで大きな違いは生じません。

トリミングやカットや分割はもちろん、さらに進んでエフェクトの追加やトランジションや高度な色調補正までこなすことが出来ます。初心者の方がまず必要とするカット編集やテロップ挿入はテンプレートの活用も出来るため、ムービーメーカーなどよりもむしろ簡単で高度な編集が出来るかもしれません。

Premiere Proとは全ての人が利用できる動画編集ソフト

Premiere Proとは動画編集ソフトの最高峰に位置付けられるソフトで、プロから初心者の方まで幅広くお勧めすることが出来ます。対応しているフォーマットが非常に幅広いのに加えて、素材を整理したり編集中に情報を確認したりする機能が充実しているため、複数のクリップを分割しながら細かい編集を行っていく事が出来ます。

テロップ挿入に関してはテンプレートが豊富に用意されているので、初心者の方でもテロップの挿入はむしろほかの動画編集ソフトよりも簡単に行うことが出来ます。

長く使える動画編集ソフトを探しておられる方は、初心者の方から上級者の方まですべての方にPremiereProをお勧めできます。Youtuberにも人気の動画編集ソフトなので、Youtuberを目指している方もPremiereProの利用方法を覚えておいて損はないでしょう。

素材&テンプレート検索

TOP