結婚披露宴には欠かせない演出のひとつがプロフィールムービーです。
ゲストにとっても新郎新婦の歩みを知り、また宴をより感動的なものに仕上げる重要なムービー。
ふたりがどんなプロフィールムービーを作ったのか楽しみにしているゲストも多いでしょう。
プロフィールムービーには出会いから披露宴当日に至るまで、
ふたりの歴史と思い出をたくさん詰め込んでお披露目したいですよね。
そこで大切なのが写真の選び方です。
ふたりにとっては思い出深い写真でも、ゲストにそれが伝わるものでなければもったいないですよね。
今回は新郎新婦ふたりのパートに絞って、おすすめの写真の選び方を紹介していきます。
プロフィールムービー 新郎新婦ふたりのパートの作り方のポイント
ふたりのパートは「出会い~プロポーズ」が基本的な構成です。
これに付け加えて「~結婚式まで」の準備期間をプロローグのようにを入れるのもおしゃれで素敵です。
このバートは、ムービーの中で最も盛り上がる部分です。
写真は10枚~20枚ほどを準備すると全体とのバランスもとれていいと思います。
シチュエーションごとに写真を選び、それに合ったコメントを付けていきましょう。
シチュエーションの例は以下を参考にしてください。
・お互いの第一印象
・デートの思い出
・よく行くお店
・二人での旅行
・記念日や誕生日
・プロポーズ
・入籍の日(これからの場合は結婚に向けての準備)
自然な姿が微笑ましい「日常の写真」
ここではこれまでのふたりの歩みを紹介していきます。
何気ない日常のふたりが写るものが実はこのパートにはおすすめです。
ふたりにとっては特に代わり映えしないいつも通りの写真は、沢山あるのではないでしょうか。
しかしムービーを見る側であるゲストにとっては、
普段なかなか見ることのできない姿こそとても新鮮に映ります。
自然体なふたりの姿を見て、会場全体が温かくほほえましい雰囲気に包まれること間違いなしです。
メリハリが付く「イベント(告白、デート、プロポーズなど)の写真」
ふたりにとっての特別な日やデート中の一枚は、必ず選びたい定番のシチュエーションですよね。
ふたりが結ばれるキッカケとなったそれぞれのターニングポイントや、
お出かけ先での思い出の写真をチョイスしましょう。
カジュアルな雰囲気のふたりとは一転して、ムービーにメリハリが付きます。
また、告白やプロポーズの一幕をふたりらしく紹介するのもチャーミングで素敵です。
この日にしか味わえない主役気分を思いっきり堪能しちゃいましょう!
こんな写真もおすすめ
定番や押さえておけば間違いない写真のチョイスが終わったら、
プラスアルファでよりふたりらしさを出してみるのはいかがですか?
定番のシーン以外にもおすすめの写真を紹介していきます。
■ゲストと一緒に写る写真
ゲストで来ている友人と一緒に写るものや家族と食事に行った際に撮った写真を使うアイディア。
ゲストを巻き込んで楽しむことができるムービーの良いアクセントになります。
「あ、私だ!」という声も聞こえたりして会場が盛り上がりますよ!
■人物以外の写真
結婚指輪や婚約指輪、おそろいで購入したものなど、人物以外のものを写すのはおしゃれなテクニック!
ふたりの思い出が一瞬でよみがえる良い素材です。
その他にも記念日に送っていた手紙や婚姻届けの一部分なども素敵です。
婚姻届けなどの書類を載せる場合は特に個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。
ペットの写真をのせるのもゲストを和ませる良いアイディアかもしれません。
こんな写真はNG!ゲストが引いちゃう写真とは?
ふたりにとっては思い出の写真だとしても、結婚式や披露宴の場に相応しくない場合もあります。
せっかく来てくれたゲストが思わずドン引き・・・!なんてことには絶対したくないですよね。
これさえ押さえておけば間違いない、NG写真の例をご紹介します。
マナーを網羅して、さらに素敵なプロフィールムービーにしましょう。
■元カノ、元カレが写っている写真
そもそも写真選びの段階で結婚相手がその写真を許すのかという問題もありますが、
仮に相手が承諾したとしても元交際相手が写るものは使用NGです!
結婚式や披露宴の場は相手方のご家族やご友人、職場の方が集う場所。
誰にとっても不快でないものにした方がいいですよね。
■顔が見切れている
せっかくの晴れの場に投影する写真の顔が見切れてしまっていてはもったいないですよね。
新郎新婦以外の方の顔が見切れている場合も、大人数の集合写真などでない場合は相手に失礼です。
できるだけ避けた方が良いでしょう。
■ピントが極端にぼやけているもの
こちらは言わずもがなですよね。
限りある時間で投影するものですから、一枚たりとも無駄にしたくありません。
■顔に落書きや加工がされており原型と違ってしまうもの
思わずくすっと笑ってしまうような思い出の写真を”ネタ”の扱いで使う分には良いのかもしれません。
ですが、加工した写真が多すぎるのは考えものです。
ムービー全体の統一感や雰囲気を崩さないためにも、写真はなるべく加工のないものを使いたいところです。
二人の写真がない!対策・解決方法は?
いざプロフィールムービー作りを始めたのはいいものの、写真がぜんぜんない!
という方もいらっしゃるかもしれません。
付き合いが長くなれば長くなるほど写真って撮らなくなるものですし、
子供のころの写真が極端に少ないなんてことも珍しくありません。
そんなときの対策や解決方法をパターン別にまとめました。
■子供のころの写真がない(少ない)
この場合は、ふたりの出会いから結婚までのストーリーをメインにしてみてはいかがでしょうか?
プロフィールを紹介するパートでも、現在のふたりの写真でも何ら違和感はありません。
■大人になってからの写真がない(少ない)
結婚式準備期間の平均は8ヵ月程と言われています。
その間にどんどん撮影していくのもありです。
本来であれば、ムービーのストーリーに合うような写真を一枚一枚探す作業が発生します。
しかしこの場合はテーマに合う写真を意図的に撮っていけばいいわけです。
むしろ多くの写真からムービーに使う写真を選別する手間が省けて効率的ですよね!
交際から半年で結婚が決まり7ヵ月後に結婚式とスピード婚だったためです。
それに加え交際期間がコロナ禍と若干かぶっていたので実は写真もあまり撮っていませんでした。
実際にプロフィールムービーに使用した写真の半分ほどは、結婚式が決まってから撮影したものでした。
写真を選別する手間が省けてムービー制作が楽だったのと、
友人からも「私もそうすれば良かった~!」という声が聞かれたそうでおすすめの方法です。
まとめ
今回はプロフィールムービーでのふたりパートの写真の選び方をご紹介しました。
写真選びは作業のはじめこそ楽しくて捗るものですが、ムービー作りは細かな作業は多いです。
進めていくにつれジワジワとやっつけ仕事になってしまう人が多いと思います。
あらかじめ要領や対策を頭に入れ作業のゴールを設定しておけば、
飽きることなく最後までこだわり抜いた作品が完成するはずです。
あなたが主役になれる大切な時間にぴったりの、素敵なムービーをぜひ作ってくださいね。