ムービーメーカーで写真を重ねる編集技法

ムービーメーカーを使って動画編集を行っておられる方の中には、複数の写真を重ねる方法を模索しておられる方も多くおられます。ムービーメーカー以外の多くの動画編集ソフトでは動画や写真の上にさらに写真や動画を重ねて表示することが出来ます。ムービーメーカーでも同じように複数の写真を重ねる方法があるのでしょうか?ムービーメーカーでも写真や動画を重ねて複数表示することが出来ると、動画編集の可能性や幅が大きく広がります。このページではムービーメーカーの機能的な限界も考慮しつつ、ムービーメーカーを使った写真を重ねる編集方法について考えてみます。

ムービーメーカーで写真を重ねる

ムービーメーカーを使って動画編集を行っておられる方の多くが複数の写真や動画を重ねて表示することが出来ないか編集方法を模索しておられます。複数の写真をムービーメーカーで重ねて編集する場合には、ムービーメーカーに複数の素材を一度に同時に扱うことが出来る機能が搭載されている必要があります。ムービーメーカーの性能を見てみましょう。

ムービーメーカーで同時に扱える素材の数

ムービーメーカーではタイムラインのメイントラックは1つしかありません。他の動画編集ソフトではメインとなるトラックとは別にサブトラックやオーバーレイトラックなどと呼ばれる、2つ目3つ目のトラックがあります。同時に複数の写真や動画素材に対して編集操作を行う場合には、これらのサブとなるトラックが必ず必要です。しかしムービーメーカーにはこのトラックが1つしかありませんので、複数の素材に対する編集指示を行うことが出来ない事が理解できるかと思います。

ムービーメーカーでは1つの写真や動画に対してBGMやコメントは同時に扱うことが出来るようになっていますが、さらにもう1つの写真や動画を同時に扱うことは出来ません。

ムービーメーカー以外のソフトと組み合わせる方法

ムービーメーカーでは同時に扱うことが出来る写真や動画が1つに限定されるため、複数の写真を同時に画面に表示することは出来ません。しかしどうしてもムービーメーカーでの動画編集で複数の写真を重ねて表示したいというケースもあるでしょう。ムービーメーカー単体では不可能なので、どうしても行いたい場合にはムービーメーカー以外のソフトと組み合わせて編集を行う必要があります。

ペイントで複数写真を配置する

ムービーメーカーを利用できるウィンドウズユーザーであればペイントというソフトも元々インストールされています。このペイントソフトはイラストを描くことが出来るソフトではありますが、写真のトリミングや配置も行うことが出来ます。このペイントソフト上で複数の写真を重ねた画像ファイルを作ってから、ムービーメーカーに取り込んで編集を行うことで複数の写真が配置された状態でスライドショーを作成することが出来ます。

ペイントに1枚目の写真を取り込んでサイズや位置の調整が出来たら、さらに2枚目の写真を取り込んでサイズや位置を調整して複数写真のレイアウトを作成できます。

完成した複数写真を1枚の画像として保存する

ペイントで複数の写真を配置して調整が出来たら最後に1枚のファイルとして画像を保存します。JPEG形式が最も一般的で利用しやすいかもしれませんが、基本的にはどの形式でも問題ありません。

1枚にまとまった画像をムービーメーカーに読み込む

複数の写真がレイアウトされた1枚の画像ファイルをムービーメーカーに取り込んで動画編集に戻ります。ムービーメーカーでは1枚の写真や動画しか利用できませんが、ペイントで2枚の写真を1枚にまとめた画像ファイルを利用する事で複数の写真を使ったスライドショーが作成できていることを確認できます。

ペイント側で背景の色を加えたり、背景となる別の画像を配置したりするとデザイン性のあるレイアウトも作ることが出来ます。2枚に限らず3枚5枚とたくさんの写真を1枚の画像にまとめて編集していく事も出来ます。主にペイント側での作業が多くなるので、ペイントの使い方にもある程度精通しておくと複数写真を使った編集がスムーズにいくでしょう。

ムービーメーカーで写真を重ねる編集は大変

ムービーメーカー単体で写真を重ねて編集できる機能がないため、ムービーメーカーをメインツールとして複数の写真を動画編集を行おうとした場合必ず他の編集ソフトも必要になります。このページでは他の補助ツールとしてペイントを利用しましたが、ペイントには複数の写真をレイヤーとして扱う機能はありませんので一度位置やサイズを決めて配置してしまった写真は後から変更することが出来ないために編集が意外と難しいと感じられる方が多いかもしれません。

どうしてもムービーメーカーだけで複数の写真を重ねたい場合の苦肉の策というものですので、もし複数の写真を重ねる動画編集を頻繁に行うようであればオーバーレイ用のトラックが用意されている他の動画編集ソフトに切り替える方が賢明です。例えばiMovieなどでも標準機能だけで2枚までは同時に画面に表示することが出来る仕様になっています。

ムービーメーカーは操作が簡単で初心者の方にもお勧めできるソフトですが、機能的な限界はかなり浅いところにあってすぐに壁にぶち当たるソフトでもあります。引き続きこれからも長く動画編集を行いたい場合には、ムービーメーカーの機能的な限界の事もよく考慮されると良いと思います。

ムービーメーカーの編集環境で複数の写真を配置したい場合にはペイントとの組み合わせ編集をお試しいただければと思います。

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