結婚式エンドロールの順番を決めるポイント ​

結婚式のエンドロールを作成していてとても悩むポイントは、やはり紹介するゲストの順番です。形式ばった紹介の仕方が良いのか、自分たちらしい紹介の仕方がよいのか、色々と悩みますよね。このページでは失礼にならないように最低限守るべきマナーや、一般的によく使われる順番の決め方についてご紹介します。

席次表の順番か五十音順が基本

一般的には席次表の順番に乗っ取って主賓から順番に紹介していく方法と、ゲストの偉さや立場に関係なく、五十音順に並べてしまうという方法がよく取られます。

  • 主賓から順番に席次表順(偉さ/立場順)
  • 立場に関係なく五十音順
  • グループ単位で席次表順もしくは五十音順

基本的には上記の3つの紹介の仕方が一般的です。ひとつずつ見ていきましょう。

席次表順で紹介する

席を決定する際、高砂に近い側から順に「主賓→職場関係→友人→親族→家族」という順番になるのが一般的ですが、この順番と同じようにエンドロールの名簿も並べてしまうという方法です。一般的によく取られるのがこの方法です。無難に順番を決定したい場合にはこの順番できると良いでしょう。

紹介の仕方には2パターンあって、

  • 新郎側を全部まとめて紹介した後に新婦側を全部紹介する
  • 新郎と新婦を混ぜながら紹介していくパターン

が存在します。基本となる「主賓→職場関係→友人→親族→家族」の流れを守りつつ、新郎と新婦側で交互に切り替えるのか、新郎と新婦ではっきりと区切って紹介するのか、決定する必要があります。

五十音順での紹介

昔は数が少なかった印象ですが、最近増えてきているのがこの五十音順での紹介の仕方です。エンドロールの一覧に「順不同や五十音順」とはっきり明記する例もしばしば見られます。堅苦しい形式ばった紹介の仕方ではなく、またエンドロールに乗せる写真の順序とも関係なく、自由な構成がしやすい紹介の仕方です。

上司とはいっても同じ役職の人が複数いる場合や、主賓と言える人が複数いる場合などは順番の決定に迷うかもしれません。また、この順番を気にする方が多いようであれば、思い切って五十音順にしてしまうというのもひとつの方法です。

  • 立場に関係なく五十音順
  • こちらも新郎と新婦を分けるのか、全員を含めた五十音順なのかは決定する必要があります

グループ単位で席次表順もしくは五十音順

敬意のこもった品位ある印象は与えたいけど、実際には順番決めるのが手間なので避けたい、という方はグループ単位に分けて、席次表順と五十音順を自由に組み合わせて順番を作成するという方法もあります。「主賓→職場関係→友人→親族→家族」という流れは基本的にそのままに、その内部は五十音順もしくは順不同な紹介にするという方法です。エンドロールに映す写真などとも名簿の順番を同期させたい場合には、こういった方法が有効です。

  • 「主賓→職場関係→友人→親族→家族」という流れは基本的にそのまま
  • そのグループ単位の内部で、席次表順もしくは五十音順、もしくは順不同など自由に組み合わせる
  • こちらも新郎と新婦で区切るのか、全部をまとめて紹介するのかは決定する必要があります

各項目のさらに細かい順番

主賓

基本的には席次表でプランナーさんの指示を元に決めた順番と同じものになります。さらには新郎側と新婦側どちらにも主賓級のゲストがいる場合には、新郎側を先に紹介します。複数人いる場合には立場・地位が高い方から順番にというのが基本になります。当人に失礼の無いように、立場や役職等は事前にしっかり確認しておきましょう。

  • 席次表順が基本
  • 複数いる場合には、新郎側や立場が上の方を先に紹介する

職場関係

職場関係の場合は役職の順番にというのが基本です。同等の立場の方が複数いる場合には、勤続年数や年齢等も考慮すると細かい順番を決めやすいかもしれません。肩書を記述する場合もあれば、肩書なしで氏名だけの表記の場合もあります。肩書きを記述する場合には、時期によってはさらに昇格している場合もありますので最新の肩書きであるかどうかもしっかりと確認しておくべきです。

  • 役職の順番が基本
  • 同等の立場がいる場合には五十音順、勤続年数、年齢なども含めて決定すると細かい順番も決めやすい

友人

友人関係の紹介はとても自由でこれといった決まりはありません。五十音順を採用したり、幼稚園や小学校、中学校や高校、さらには大学時代など、時代別のグループに分けて紹介する例もあります。結婚式に招待するメンバーを決定する際に、小学校時代や大学時代と分けてメンバーを決定した場合には、そのグループをそのまま利用することも出来ます。写真の表示と同期したい場合にも、こういったグループ単位の紹介方法が効果的です。

  • 五十音順
  • 小学校、中学校、高校、大学時代の友人など、グループ単位に分けて紹介する
  • 上映する写真に写っているメンバー毎に区切る方法もあり

親族

「大叔父・大叔母→祖父・祖母→おじ・おば→いとこ→従甥・従姪」というのが基本的な流れです。古い方から、年齢が上の方が属するグループから順番にというのが一般的な順番になります。親族の順番だけは、新郎側を紹介した後に新婦側を紹介するというのが慣例となっています。

  • 「大叔父・大叔母→祖父・祖母→おじ・おば→いとこ→従甥・従姪」というのが基本
  • 年齢が上の方が属するグループから順番に
  • 新郎側を紹介した後に新婦側を紹介する

家族

家族は最後に紹介するのが一般的です。席次表でも高砂から一番遠い所に家族の席があるのが一般的ですので、その順番にのっとった方法が良くとられています。家族にこそ一番近くで結婚式を見てほしいという事で、高砂の比較的近い席に家族席があるケースも時々見られますので、これでかならず決定という訳ではなく、柔軟に自分たちらしい順番にすることが出来るかと思います。

エンドロールに添えるコメント

エンドロールの順番が決まった後、それに添えるコメントについてもどうするか迷われるかもしれません。名前の表記だけでは少し味気ないようにも感じるし、かといって順番や肩書きの整理だけでも結構な手間と時間がかかるのでコメントまでは手が回らない、という方も多いかと思います。以下はエンドロールにコメントも加えた方がよいのかどうかの参考にしていただける例です。

スライドショーの下にコメントを配置する例

エンドロールムービーを上映する場合には、出席者一覧の名簿と同時に写真のスライドショーを横に配置するのが一般的ですが、この写真にもコメントを配置することが出来ます。出席者一覧とは関係なく、写真に表示されているメンバーに対する感謝のコメントをピンポイントに表示することが出来ます。

  • 順番に関係なく、写真単位でコメントを伝えられる

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出席者一覧の名簿と一緒にコメントを配置するパターン

スライドショーの下にコメントを配置するのではなく、出席者一覧のテキストと一緒にコメントも入力してしまうというのもよく使われる手法です。自分でエンドロールを作っている場合などは、写真とコメントと出席者一覧など、複数のレイヤーを同時に扱う事が元々出来ない編集ソフトを使っている場合も少なくありません。そういった場合には、写真の下にコメントを配置することが元々出来ないために、出席者一覧のテキストと共に入力する方法が取られます。利用する編集ソフトの機能によっても変わってくるポイントです。

  • 動画編集ソフトによっては、複数のテキストを同時に画面に表示できないものも多い
  • 表示される写真とのタイミング同期が非常に難しい

コメントは無し

エンドロールにコメントは無し、というのも実際にはとても多いです。時間的な問題もかなり影響しているように見受けられますが、出席者一覧の名簿と写真を上映するだけでも結婚式の終わりの演出としては十分役目を果たします。

  • コメントを添えたいという気持ちはあるんだけど時間がない
  • ソフトに複数のテキストを乗せる機能がない

場合などは、思い切ってコメントなしで行きましょう。実際にはとても多いパターンですので全く問題ありません。

自分たちらしいエンドロールを作りましょう

今回このページでご紹介させて頂いたエンドロールの順番は、あくまでも一般的によく利用されるもので、必ずこうしなくてはならないというキマリのようなものではありません。必ず志うも守らなくてはいけないわけではないので、二人の結婚式らしさがしっかりと発揮されるエンドロールを作成されてください。

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