AviUtlでインターレース解除する方法
動画にはインターレースとプログレッシブと呼ばれる2種類の対応がありますが、テレビを録画した映像やインターレースで出力されている動画データなどのインターレース映像は横方向に縞々が発生しています。この縞々は消して2つのコマ分の情報が1つのフレームに格納されていることが要因ですが、この縞々は除去して1つの綺麗なコマとして表示することが出来ます。このページではそんなインターレース除去操作をAviUtlで行う方法についてご紹介しています。
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インターレース解除とは?
インターレース解除を理解するためには、まずインターレースという映像の送信・記録方式を理解しておいた方がいいでしょう。インターレースについてはその説明だけで大量の文章になってしまうので簡単な説明になります。
インターレースというのは2コマ分の映像を1つのフレームに入れ込んで送信したり描画したりする方式です。1つのフレームを偶数フィールドと奇数フィールドに分割して、偶数と奇数のフィールドそれぞれに1コマ目と2コマ目の映像を分けて入れています。インターレースの映像を解除しないで見ると縞々が目立って見えるのは、2つのコマが1コマで同時に表示されてしまっているからです。
電波でテレビの映像を送信するときに、1つのフレームに2つのコマ分の映像を入れて送れば、少ないデータ量で2コマ分の映像を送ることが出来ます。データを受け取った受信機側は、このインターレース映像の1つのフレームから偶数と奇数に入っている2つのコマを取り出してから分割して表示することで、受け取ったデータは1枚分なのに表示は2コマ行うことが出来るというとても賢い規格です。
この偶数と奇数のフィールドにそれぞれ格納されている映像を取り出して2つに分割し、1つの画像として表示する操作の事がインターレース解除と呼ばれています。1つのフレームから2つの映像に分割するわけなので解像度は半分になるというデメリットも持っています。
ポイント:インターレース方式はとても賢い規格
インターレース規格はアナログ放送時代の初期に、なんとか少ないデータ量でデータを送りつつも、見た目の品質を損なうことなく表示できないだろうか?と考え抜いて編み出された規格だそうです。現在はデータの転送速度も量も大幅に増えていますので、プログレッシブと呼ばれる1フレームにしっかり1コマ分の映像がびっしり入った状態の動画規格で記録できるカメラ機器も増えています。
解像度的には半分になってしまいますが動きの滑らかさは保つことが出来る方式、とも言い換えることが出来ます。
AviUtlでインターレースを解除する方法
インターレース解除のメニュー
AviUtlでは「設定>インターレースの解除」からインターレースの解除設定が出来ます。自動フィールドシフトプラグインを使ったインターレース解除が精度が高く人気の方法です。自動フィールドシフトプラグインを入れていない場合は基本的には「自動」を選ぶ形になります。
- なし:インターレース解除を行いません(映像全てがインターレースになっているわけではないので必ず必要な処理ではありません)
- 自動24fps:24コマの映像に対してインターレース解除を行うときの設定です。映画は24コマ(fps)ですが、テレビで配信されるときやDVDに収録されるときに何コマに調整されているのかは不明です。
- 自動:30コマ映像(これが基本の規格)に対してインターレース解除を行うメニューです。とりあえずは自動が一番利用する機会が多くなることが予想されます。
ポイント:プログレッシブ映像はインターレス解除の必要はありません
動画編集をするときには必ずインターレースの解除を行う必要があると誤解されている方もいるかもしれませんが、インターレースの解除はインターレース方式の映像だけで、尚且つ受信機側でインターレースに対応していない場合にのみ必要な操作です。プログレッシブ映像と呼ばれる30p 24pなどのpが付く規格は、もともとインターレース方式ではありませんので、インターレースの解除の必要はありません。60i 30i などiが付く規格はインターレース方式で記録されています。
フィールドオーダー
前述のとおりインターレース映像では偶数と奇数のフィールドに分けて2つのコマを1つの画像として記録していますが、機器によって最初のコマが奇数フィールドから記録されているのか偶数フィールドから記録されているのかが異なります。
これらは機器や動画の規格によって偶数開始のものや奇数開始のものが混在しているのでどちらを選択するべきなのかはケースによって様々です。ただ2つしか選択肢がないわけなので、どちらかを試してみてしましまが逆に目立つようならばもう一方に変更するようにしましょう。現在はあまり利用しなくなったDV規格では偶数フィールド開始ですが、奇数開始で記録される機器も多々あります。
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