レイヤーの表示・非表示を切り替える

たくさんのレイヤーを扱った編集をAfter Effectsで行っている場合、関係の無いレイヤーが邪魔で一時的に隠したり、非表示にしたりする必要が出てくる場合があります。このページでは特定のレイヤーをプレビュー画面から消したり、逆に特定のレイヤーだけを画面に表示させたり、タイムラインパネル内だけで非表示にして編集作業を行いやすくするための方法についてご紹介しています。

プレビュー画面から特定のレイヤーを非表示にする方法

ビデオスイッチのON/OFF

タイムラインパネルの一番左端に「目玉のマーク」があります。これが[ビデオスイッチ]と呼ばれる、レイヤーの表示非表示を切り替える為のボタンです。目玉のマークがONになっていると、レイヤーは表示されて有効な状態となります。非表示にして無効にしたい場合はこの目玉のマークをクリックしてOFFにします。

コンポジションパネルから消えます

このビデオスイッチを使ってレイヤーの表示非表示を消えりかえると、コンポジションパネル(プレビュー用の画面)から選択したレイヤーが消えます。タイムラインパネル内にはそのまま残った状態で、画面から消えるという操作です。

ビデオスイッチが役立つケース

例えば「画面上に表示する必要はないけれどそのレイヤーが保有しているプロパティの情報は必要」といったケースや「調整レイヤーで適用していたエフェクトを使わないパターンも見てみたい」といったにこのビデオスイッチ機能がよく利用されます。単純に「このレイヤーいらない気がするけど、ない場合とある場合とで見た目にどんな違いが生じるだろうか?」といったパターンも多いかもしれません。

[Delete]キーを使ってレイヤーそのものを本当に消してしまうと、その後になって「やっぱりあのレイヤー必要でした」といった場合に対応が出来ません。しかしこのビデオスイッチを使ったOFF状態であれば、スイッチを戻すだけで再利用が出来ます。試験的に色々な見た目や動作を試しながら、試行錯誤して作成していくためには本当に有効な機能です。

プレビュー画面に特定のレイヤーだけを表示する方法

ソロスイッチのON/OFF

ビデオスイッチのすぐ横に[ソロ]スイッチと呼ばれるボタンがあります。このスイッチを利用すると特定のレイヤーだけを残して、その他のレイヤーをまとめて非表示にすることが出来ます。たくさんのレイヤーが挿入されているコンポジション内で、特定のレイヤーの見た目を確認したい場合にとても有効な機能です。

有効にしたレイヤーだけが表示されます

ソロスイッチをONにしたレイヤー「だけ」が表示されて、その他のレイヤーがまとめて非表示になったのを確認できます。一時的にそのレイヤーの見た目を確認しているというだけの操作なので他のレイヤーが実際に消えてしまう訳ではなく、ソロスイッチを戻せばすぐに他のレイヤーが表示されるようになります。

ソロスイッチが役立つケース

ソロスイッチは特定のレイヤーだけを見た目的に確認できる機能なので、複数のレイヤーで画面内が混雑しているときには非常に便利です。レイヤーの重なり順序的に背後に表示されて隠れてしまっているレイヤーなども、ワンクリックで表示させることが出来ます。

ソロスイッチがなくビデオスイッチだけを使った場合、例えば100個あるレイヤーから1つだけを表示したい時に99個のレイヤーのビデオスイッチをOFFにする手間が生じます。ソロスイッチがあれば1回のクリックだけです。大量のレイヤーを処理するときには欠かせない機能と言えるかもしれません。

タイムラインパネル内から特定のレイヤーだけを表示/非表示にする方法

前述の2つの方法は「コンポジションパネル(プレビュー画面)からの」表示と非表示を切り替える方法でした。この項目の方法は、前述の2つとは異なり「タイムラインパネルから」の表示/非表示を切り替える方法になります。

シャイスイッチの個別ON/OFF

タイムラインパネルからレイヤーの表示非表示を切り替えるためには、[シャイ]と呼ばれるスイッチを利用します。このスイッチを有効にしているレイヤーは、まとめてタイムラインパネル内から非表示に出来ます。シャイスイッチが表示されない方は、[F4]キーを押すと表示する事が出来ます。

シャイスイッチの有効・無効の切り替え

シャイスイッチをレイヤー単体にそれぞれ付与した後に、シャイ機能自体を有効にするか無効にするかを選択する必要があります。タイムラインパネル内の上部にある「タイムラインウィンドウで全てのシャイレイヤーを隠す」のボタンをクリックします。これでシャイ機能自体のONとOFFを切り替える事が出来、先ほど個別のレイヤーに設定しておいたシャイが有効になっているレイヤーが、まとめて全て非表示になります。

あくまでもタイムラインパネル内での表示・非表示

このシャイスイッチを使って表示非表示をコントロールした場合、あくまでもタイムラインパネル内での表示非表示を切り替えただけなので、プレビュー画面には何ら影響は与えません。さらに追加しているエフェクトや合成の順序なども全てそのままです。単純に一時的に見えなくしているだけなので、安心して利用できます。

シャイスイッチが役立つケース

このシャイスイッチもやはりレイヤーが大量にあるコンポジションで重宝します。編集時に使っているモニターのサイズにも関係してくる点ですが、タイムライン内のレイヤーのエフェクトやプロパティの値を確認したいときなどにも便利です。

数個から十個程度なら全てまとめて表示できてそれほど問題はないかもしれませんが、数十個や数百個のレイヤーがある中から特定のレイヤーのプロパティ値を比較・確認したいといった時には、上下にレイヤーを並べて比較・確認する事が出来るので便利です。ドラッグしてまとめて選択したり、[Ctrl+A]での全選択も、シャイスイッチで限定して全選択する事が出来ます。レイヤーをグループ単位で分けながら編集していくときにもとても便利です。

レイヤーの表示と非表示を練習できるaepファイルは以下から

このページでご紹介したレイヤーの表示・非表示の切り替えを練習できるaepファイルです。プレビュー画面から消えたり見えたり、タイムラインから消えたり見えたり、具体的にどのような違いが生じるのか実際のファイルを触ってみると分かりやすいかもしれません。初心者の方や普段この機能を全然活用していない方がおられましたら、自由にダウンロードしてご利用ください。

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