アフターエフェクトのインターフェース

After Effects では、コンポジションパネルやタイムラインパネル、さらにプロジェクトパネルやツールパネルなどの様々なパネルを利用して映像を作成していきます。これからAfter Effectsを使った映像制作を始められる方やAE関連の参考図書を色々と調べられる方も、初めに各パネルの名称や役割を覚えておくことをお勧めします。このページでは、After Effects のユーザーインターフェイスの各名称と役割についてご紹介しています。

インターフェース

After Effects を立ちあげたときの標準的なレイアウトは以下のようなものです。それぞれのパネルに名称が付与されていて、役割が決まっています。この他にもパネルを追加表示させることが出来ますが、まずはベーシックな標準レイアウトからパネルを確認しておきましょう。

各パネルの名称

  1. ツールパネル:選択ツールや回転ツールなどを切り替えます。
  2. プロジェクトパネル:素材の管理を行います
  3. エフェクトコントロールパネル:エフェクトの調整を行います。プロジェクトパネルの領域でタブを切り替えると表示できます。
  4. コンポジションパネル:プレビューを行なえる画面です
  5. 情報パネル:色の詳細な情報を確認できます
  6. プレビューパネル:プレビュー操作を行う事が出来ます
  7. エフェクト&プリセットパネル:エフェクトや、プリセットと呼ばれるファイルを参照したり適用したり出来ます
  8. タイムラインパネル:合成やアニメーションなどの編集作業を行う領域です。

ツールパネル

ツールパネルと呼ばれる領域には、レイヤーや素材を選択したり回転させたりマスクしたりなど、様々な加工や処理を行うためのツールが表示されています。After Effects での編集作業ではこれらのツールを必要に応じて切り替えながら編集を行っていきます。

各ツールの詳細

左から順番に並んでいます。

  1. ホームボタン:After Effects を起動した時に表示されるホーム画面を表示します
  2. 選択ツール:レイヤーを選択して位置を変更できます。一番よく使うツールかもしれません。
  3. 手のひらツール:コンポジションパネル内の画面の位置を調整したり、タイムラインパネル内での表示位置(時間)を変更したりする際に利用します。
  4. ズームツール:コンポジションパネルの拡大率を変更できますが、必ずしもズームツールを使う必要はありません。
  5. 回転ツール:レイヤーを回転させるときに利用します。
  6. カメラツール:カメラレイヤーに対する操作を行えるツールです。
  7. アンカーポイントツール:アンカーポイントの位置を変更できます。
  8. マスク・シェイプツール:四角形や円形などの形でマスクやシェイプを作成できます。
  9. ペンツール:自由な形状でマスクやシェイプを作成できます。
  10. 文字ツール:文字を入力できるツールです。
  11. ブラシツール:レイヤーパネルでペイントが出来ます。
  12. コピースタンプツール:レイヤーパネルでレイヤーをコピーしてペイントが出来ます。
  13. 消しゴムツール:レイヤーパネルでレイヤーを消しゴムで消すように消すことが出来ます。
  14. ロトブラシツール:ロトスコープを自動で行う事が出来る機能を管理します。
  15. パペットツール:レイヤーを人形のように動かすことが出来る機能を管理します。

プロジェクトパネル

プロジェクトパネルは、After Effectsで編集を行う際に必要な素材やコンポジションさらに平面レイヤーなどを全て管理する、素材(ファイル)管理の為のパネルです。編集者が管理しやすいように内部でフォルダ構造を作成してグループ分けしたり、ファイルに自由に名称を付与する事も出来ます。

よく利用される項目

  1. ファイル情報の詳細が表示される領域:画像や映像の解像度やインタレースやアルファチャンネルの情報などを確認できます
  2. 検索:素材が多くなると探すのが大変になる場合がありますので、検索機能は大変便利です。
  3. 素材が並んでいる領域:取り込まれた素材はフッテージと呼ばれます。フッテージの一覧を管理する事が出来ます
  4. 新規コンポジションの作成:選択した素材をここにドラッグすると、その素材の解像度やフレームレートでコンポジションを作成できます。

ポイント:ファイル名の変更方法

ファイル名(フッテージ名)を変更したい時、OSの機能では[F2]キーを利用しますがAfter Effects内では[Enter]キー(mac:Returnキー)を押します。読み込んだ素材の名前を変更したりフォルダ名を管理したりするときには[Enter]キーと覚えておきましょう。

エフェクトコントロールパネル

標準レイアウトではプロジェクトパネルと同じ位置に表示されます。プロジェクトパネルの横にタブとしてエフェクトコントロールパネルが表示されていますので、そちらをクリックすると表示が出来ます。表示のない方は「ウィンドウ>エフェクトコントロール」をクリックするとパネルを追加できます。

エフェクトコントロールパネルの役割

レイヤーに適用したエフェクトを管理する為のパネルです。調整出来る項目は適用したエフェクトによっても異なります。複数のエフェクトを適用した場合は上から順番にエフェクトが適用されていきますので、エフェクトの並び順を変更すると見た目が変化します。このパネルはAfter Effects を使い込んでいけば行くほど、よく利用するようになっていくパネルかもしれません。

コンポジションパネル

プレビューを行う事が出来るパネルです。タイムラインパネルで現在編集している実際の見た目がここに表示されます。レイヤーやフッテージをダブルクリックすると、コンポジションパンネルと同じ領域で「レイヤーパネル」と「フッテージパネル」と呼ばれるパネルも表示が出来ます。レイヤーパネルやフッテージパネルの時には編集が加えられていないレイヤーとフッテージそのものを表示させることが出来ます。

ポイント

  • コンポジションパネルは編集後の状態を表示
  • レイヤーパネルとフッテージパネルの状態では編集前の状態を表示

情報パネル

マウスポインタが置かれている箇所の座標や色の情報(RGB値など)を確認できます。After Effects を使い始めの頃にはあまりお世話になる機会は無いかもしれませんが、人間の目の感覚が意外と鈍い事を身をもって学んでいくうちに利用する機会が増えていくはずです。完全な黒だと思っていたけど完全な黒ではなかった、抜けてなかった、とならないように情報パネルからしっかり数値として確認する習慣をつけていくと良いかもしれません。合成の仕組みや理論が分かっている方ほど重宝するパネルです。

プレビューパネル

プレビュー操作を管理する為のパネルです。旧バージョンではRAMプレビューとスタンダードプレビューの2種類が存在しましたが、CC2019では[再生/停止]ボタンで一括してプレビューの管理を行います。正確な映像を確認したい場合には[再生前にキャッシュ]にチェックを入れておく必要があります。[再生前にキャッシュ]を入れた状態は、RAMプレビューと同等のプレビュー方法です。

よく使う項目

  1. [再生/停止]:再生と停止を管理できます
  2. [再生前にキャッシュ]:ほとんどの合成やアニメーション処理は時間がかかる為、リアルタイムで再生できない場合がほとんどです。少し待って一度キャッシュさせてから再生を行なえば、正確な映像を確認できます。
  3. スキップ:指定した数のフレームを飛ばすことが出来ます。例えば1と指定すれば1フレーム飛ばしの少しカクカクした再生となります。キャッシュ生成に時間がかかる場合は、フレームをスキップすれば再生待ち時間が短縮できます

エフェクト&プリセットパネル

このパネル内ではエフェクトやプリセットファイルを管理できます。エフェクトに関してはこちらから探してレイヤーにドラッグする事で適用が可能ですが、エフェクトメニューから適用する場合と違いはありません。どちらでもやり易い方法でエフェクトを適用できます。

プリセットファイルはエフェクトやアニメーションの設定済みのデータの事です。よく使う加工や編集をプリセット化して保存しておくことで、毎回エフェクト値を設定したり同じアニメーションをゼロから作成する必要はなくなります。サードパーティ製のエフェクトに同封されてくるプリセットファイルなども、ここから管理できます。

タイムラインパネル

タイムラインパネルはフッテージやレイヤーを操作して実際に映像を作成するためのパネルです。コンポジションの中身を示しているパネルとも言えるかもしれません。このパネル内にプロジェクトパネルに読み込んでおいたフッテージを放り込み、配置や加工をして映像を作成していきます。レイヤーの位置や角度、合成の方法やアニメーションの設定などを全て管理する事が出来ます。

よく利用する項目

  1. レイヤー名:素材(レイヤー)の名前です。任意の名前に変更すると管理しやすいaepファイルを作成できます
  2. レイヤーバー:レイヤーが持っている時間的な長さを示します
  3. キーフレーム:アニメーションを管理します
  4. インジケータ:現在の時間を表す棒です。このインジケータの位置を合わせた位置の映像がコンポジションパネルに表示されます。
  5. 開始&終了タイムナビゲータ:タイムラインに表示する時間を管理します

各パネルを実際に開いて確認してみよう

各パネルがどのような役割を果たすのか、実際にAfter Effects を開いて確認してみると良いでしょう。以下のaepファイル内では、複数の素材が読み込まれた後にレイヤーパネルからペイント操作やパペット操作を行なったり、タイムラインパネルでキーフレームアニメーションを作成したりと、少しの編集作業が行われています。実際にファイルを開いてみて、どこのパネルから値を調整しているのか確認してみると理解が深まるかもしれません。After Effects の使い方を勉強中の方に是非お役立て頂ければと思います。

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