アフターエフェクトがおすすめな理由
こんにちはテンマです。アフターエフェクト歴は15年以上の動画関連フリーランスです。このページでは長年愛用しているアフターエフェクトの魅力について、これから買おうか迷っている方向けにご紹介しています。
動画作成を始める前にまず最初に悩む点が動画編集に利用するソフトはどれにするべきか?という点かと思います。色々な動画作成ソフトがある中でお勧めできるソフトの1つにアドビアフターエフェクトがあります。アフターエフェクトは僕が15年以上愛用しているソフトで高度な映像作りには欠かすことが出来ません。このページではアフターエフェクトの魅力について個人的な観点からご紹介しています。買おうか迷っている方の参考にしていただけるかもしれません。
アフターエフェクトがおすすめな理由
アフターエフェクトはハリウッド映画のVFXでもバリバリに使われている高度なソフトなので扱う方にもそれなりの理解力が必要です。パソコンそのものの操作が全く持って苦手でぜんぜん無理!という方はやはりiMovieやムービーメーカー、さらにはパワーディレクターのアプリとかDaVinci Resolveといった無料のソフトからのチャレンジが良いかもしれません。
しかしそれでもアフターエフェクトをお勧めしたい理由が色々とあるのでご紹介させて頂きます。
そもそもアフターエフェクトとは?
アフターエフェクトを「動画編集ソフト」だと勘違いしておられる方も多いかと思いますので、まずはアフターエフェクトの概要からみてみましょう。
これに対してプレミアやDaVinci Resolveなどのソフトは「動画編集」がメインのソフトで、元々あるカメラで撮影した動画素材をトリミングしてカット編集していく事がメインの作業になります。そのためあくまでも「カメラで撮影した素材」や「CG素材や動画素材」が既にあるという状態が前提です。「切って張る」という単純作業を繰り返しながら編集していく事がメイン作業になります。アフターエフェクトでも単純なカット編集は可能ですが、少し効率が悪くなります。単純な動画編集を行うときにはプレミアなどの動画編集に特化したソフトを使う方が正直おススメです。
仕事に出来る×副業で稼げる
アフターエフェクトをお勧めしたい理由の1つに、アフターエフェクトを使える人は単純な動画編集の技術レベルよりも高く評価されるので「アフターエフェクト使えます」といえば、動画作成の仕事を結構取れるようになります。いわゆる「動画編集」の作業というのは、センスや細かい技術の違いはありますが基本的にやっていることはとても単純で「切ってはる、つなぐ」という動作を地味に繰り返していく作業になるので技術レベルや難易度はそれほど高くはありません。(カラコレやカット割りの”知識”とは別ものとして作業はとても単純)
なので「動画編集が出来ます」という人と「アフターエフェクトでタイトルやオープニングをゼロから作れます」というのとでは、必要とされる人材としての価値が全く変わってきます。リモートワークで動画作りを使った副業も視野に入れていきたいのであれば、アフターエフェクトの使い方を覚えておいて損は無いはずです。学習時間の分を後から取り戻せるはず。
一か月から使える
アドビのサブスクリプション制プランでは1か月単位での契約が用意されています。1か月での契約を行うと年間契約よりも月々の利用料が少し高くなってしまいますが、高くなるとは言っても差額は大抵1000円程度です。ちょっと試しで1か月ライセンスから初めてみるという事が出来ます。1か月だけで解約ももちろん可能です。
結婚式のムービーを作りたくて今月だけソフトを使いたい、ちょっとお試しでアフターエフェクトにチャレンジしてみたいという方は、まずは1か月だけで使ってみるとよいと思います。期間が切れてもその間使えなくなるだけで、また後で使いたいときにライセンスを追加で1か月買えばよいだけです。
アフターエフェクトをずーっと使い続ける方はおそらく既に動画関連の仕事している人だと思うので、仕事として使わない一般ユーザーの場合には1か月単位での契約で、使うときだけ契約するというスタイルで十分対応ができるのではないかと思います。
テンプレートが豊富
アフターエフェクトのプロジェクトファイルはテンプレートデータとして他のパソコンのアフターエフェクトに取り込んで編集することが出来ます。その為、このアフターエフェクトのプロジェクトデータは世界中でデータ売買されていて、色々なサイトから簡単に購入して使うことが出来ます。「プロ」と名乗っている人たちでも時間がなかったり技術が無くて作れない時にはこういったテンプレートを使って仕事の案件をこなしているというケースも実際にあります。
Youtubeのオープニングなどでも使えるテンプレートなんかも探すと色々と出てくるので、自分で作ってしまったり、はたまたそのテンプレートを使ってココナラとかクラウドワークスの動画作り案件をこなしてしまうという副業の仕方もあります。
他のソフトと違ってこのテンプレートの種類がとても豊富で質も高いものが多いというのは、初心者の方にもアフターエフェクトをお勧めできる大きな理由になります。
アフターエフェクトを使って出来る事
アフターエフェクトを極めていくとどんな事が出来るのか?もちろん自由自在に動画作りが出来るようになるまでは時間がかかりますが、今は副業で動画編集を仕事にできる時代になっているので、勉強時間の投資分を後から回収することは十分にできるはずです。どんな事が出来るのかも見ておくと良いでしょう。
モーショングラフィックスの作成
アフターエフェクトについて調べていると「モーショングラフィックス」という言葉を時々聞くはずです。モーショングラフィックスというのは、そのままの訳の通りで「動く画やデザイン」の事です。映画のオープニングのタイトルロゴ、CMで出てくる会社のロゴとか、少し古いですがアップルのCMなんかでもインクや落書きや光のラインをモチーフにしたモーショングラフィックスデザインが使われていました。
このモーショングラフィックスの作成というのは、まさにアフターエフェクトの超得意分野です。動画のオープニングに映画みたいなかっこいいロゴをシュピーンと入れてみたり、Youtuberとして有名なヒカキン氏などのアニメスタイルのオープニングなんかもアフターエフェクトで作成できます。モーションの中に実写の画像データや動画データも入れ込みながら作ることもできるので、スライドショーを作成したりモザイク画やコマ撮りなどの表現も作成できます。弱点があるとすれば3D表現ですが、この辺りもcinema 4DやElementといったソフトと連携することで十分カバーが出来ます。かっこいい動画だけではなく、かわいい表現もなんでも作れるのが特徴です。
アフターエフェクトを勉強していくとほぼ必ずと言っていいほど一度はお世話になるAndrew Kramer氏のチュートリアルは以下です。
VFXと合成
「合成」もアフターエフェクトのメインとなる得意分野です。実写と3DCGで作成したデータであったり手書きのイラストや模様を使ったテクスチャ画像などを色々と掛け合わせて、何でもない普通の動画を映画クオリティに合成していく事が出来ます。Youtubeでも時々行われているグリーンバックで撮影した素材のクロマキー合成なども超得意分野で、髪の毛の微妙な領域に関しても処理するグループを分けながら綺麗に抜いていく事が出来ます。
自作の動画で手ごろな表現でいくと、鉄砲のおもちゃにマズルフラッシュと呼ばれる銃口の発砲煙や炎を合成して実際に発砲した”ように”見せてみたり、目から光線とか、スターウォーズのライトセーバーとか、もアフターエフェクトで作成できます。ザックキング氏のマジック動画に分類される動画もアフターエフェクトで作成できます。合成して動画で遊んでみたいという方は、アフターエフェクトが最もおススメです。
僕もVideoCopilotのチュートリアルは何回も繰り返し見てよく練習しています。VFX関連だと以下の動画が好きですね。
買おうか迷っている方へのアドバイス
アフターエフェクトがまずまずすごいソフトだというのは分かったけど、やっぱりお高いんでしょ?難しいんでしょ?という方は意外と知らないかもしれない、サブスクリプション制のプランに変わったらアフターエフェクトがとっても買いやすくなりましたというお話です。
買い方が変わってお手頃価格になりました
アドビ製品というと、いわゆるその道のプロだけが使うプロフェッショナル志向のお高いソフトというのがかつての評判でした。実際に、マスターコレクションと呼ばれていたアドビ製品全部入りのパッケージは40万円以上していたので、本当にお高いソフトでした。会社や学校のパソコンには入っているけど、個人でアドビのソフトを持つなんて到底無理な価格設定でだった訳です。
かつてはアフターエフェクト単体でも買い切りで15万円前後だったので、本気で仕事で使う人しか使えないソフトという位置づけでした。今は1か月だけ3000円程度で使えるので本当にお手頃になりました。プロとして仕事で使わなくても、今だけ使いたいというユーザーに皆にとってとてもありがたい価格と買い方に変わっています。
“今だけ”使うならアフターエフェクト×テンプレート
前述のとおり、アフターエフェクトを使う為に長期の契約や数十万単位のお金は必要なくなりました。結婚式のムービーを今作る必要がある方や幼稚園や学校の行事イベントなどで一時的に動画を作りたいといったケースでは、1か月だけのライセンスを買って1か月だけで解約するという使い方が最もおススメです。
その際にアフターエフェクトと併用して利用したいのがアフターエフェクト用のテンプレートです。アフターエフェクト用のテンプレートには色々な種類のものが世界中のクリエーターからリリースされていて、結婚式用のムービーテンプレートやYoutubeのオープニングロゴを作成するためのテンプレート、Youtubeのエンドカードや登録画面用のテンプレートなど色々な種類があります。
アフターエフェクトを使って短期間で動画を作り切りたい方はテンプレートも一緒に探してみてください。海外製のテンプレートは内部構造がバラバラでドキュメントが付いていても全部日本語以外の言語なので、本当にパソコン初心者の方は可能であれば日本人のクリエーターが作成した日本語のドキュメント付きのテンプレートをお勧めします。
長く使うならCreative Cloudコンプリートプラン
アドビアフターエフェクトと同程度かそれ以上に利用されている動画編集に特化したソフトがアドビプレミアです。このプレミアも単品で契約が可能ですが、アドビ製品を2つ以上使ってしかもこれから本格的に長く使いたいという事であれば、コンプリートプランという全部入りのプランがおススメです。コンプリートプランではアドビ製品を全部使うことができるので、画像を編集したり作成できるPhotoShopやデザインで大活躍するイラストレーターなども利用できます。Youtubeのサムネイル画像も作りたいといったときにもプロの編集者はフォトショップやイラストレーターを組み合わせながら利用しています。
僕は個人的にメインで使うソフトはアフターエフェクトやプレミアになりますが、フォトショップやイラストレーターもよく利用します。動画の中で利用するデザイン要素を先にイラストレーターやフォトショップで作ってくるというフローもとても有効です。(DreamWeaverやAuditionなんかもおススメです。)
動画作成と編集で在宅で稼げる時代
最近はココナラやクラウドワークス、さらには求人情報などにYoutubeの動画編集を担当する人の仕事案件がとても増えてきています。コロナウィルスの影響もあって働き方が大きく変わったことで、今後一層在宅でリモートワークによって動画編集や動画作成が出来る人材のニーズは増えていくはずです。
「動画編集出来ます」とは言っても、iMovieやムービーメーカー、さらにはちょこっと上位のパワーディレクターやビデオスタジオしか使えないとなると、残念ながら仕事の求人や案件受注では断られることがほとんどです。プレミアが使える、さらにはアフターエフェクトも使えるというと、Youtube編集で必要となる仕事の大抵はほとんどカバーできるのでこれから副業として在宅で仕事をすることも視野に入ってくる方は、絶対にアドビアフターエフェクトやプレミアを利用する事をお勧めいたします。
在宅のYoutube動画編集で月収100万超えというフリーランスも最近は増えてきています。僕はスタイルは少し違いますがその金額以上の領域で毎月稼ぐことが出来ています。アドビソフトを使いこなせれば特に動画関連では今後も稼げる時代が続きますので、是非頑張ってみてください。副業でも20万とかは全然いけますので。
おススメの動画編集ソフト3選
動画を作るときに特にお勧めできるソフトがあるのでご紹介です。動画クリエイター歴20年の僕も普段から愛用しています。 もし今使っている動画編集ソフトに不満があるのであれば、以下のソフトを試してみることをお勧めします。Premiere Pro
初心者からプロまで利用されている定番の動画編集ソフトです。プロ標準なので、これから本格的に継続して動画を作りたいならおススメです。Premiere Rush
PremiereProを初心者に必要な機能だけに限定した動画編集ソフトです。難しい機能は要らないので、iMovieみたいに簡単に動画編集したい方におススメです。After Effects
映画のタイトルや合成処理にも幅広く利用されているソフトです。豊富なテンプレートを活用することで初心者にも簡単にプロ級ムービーが作れるのも魅力。
差し替えるだけで完成!ムービーテンプレート
最初の1か月間は無料でお試し利用が可能です。テンプレートなら写真やテキストとBGMを全て差し替えるだけで、オリジナルムービーの完成です。
人気のテンプレート
テンプレートでは写真やコメントを差し替えて簡単にムービーを作成できます。1か月間の無料お試し期間をご活用ください。